知り合いのプロデューサーから仕事の相談の連絡が来た。
知り合いのプロデューサーから仕事の相談の連絡が来た。
やった!
地方の代理店からの仕事で、競合プレゼン案件だという。
あなたをCD候補として提案してもいいですか、というので「やります」と答えた。
競合相手の1社は私の古巣の会社だという。
ということは、古巣と関係のある会社やスタッフは使えないことになる。
だいじょうぶですか?と聞かれて、だいじょうぶと答えたものの、ちょっとあわててしまった。
会社員時代は、当然のことだが、仕事はほとんど会社関係のスタッフと組んでやっていた。
フリーになれば、まして競合ということになれば、もちろんそういうわけにはいかない。
外から新しいスタッフや会社を見つけてきてパートナーを組まないと何一つ仕事ができないのだ。
引っ込み思案になっているわけにはいかないのだ。
このことは予想しなければならないことだった。
ここであわてるなんて、フリーとしての覚悟ができてなかったと言われても仕方がない。
と、正直にいうと引っ込み思案になりそうになっている自分を叱咤しなければならなかった。